アイソン彗星|蒸発…そして消滅(`・ω・´)NHKスペシャルどうなる? [宇宙]
アイソン彗星、金環日食に次ぐ天体ショーだったはず。
史上最大級の彗星が美しく尾を引きながら太陽に向かっていく、
そんな宇宙の摩訶不思議な現象を肉眼で見ることができるチャンスだったのに。
消えてしまったようです。
世間一般でもたまに聞きます。「お父さんが突然…(´Д⊂グスン 居なくなって…」
『蒸発』です。
彗星の美しさは、自らが太陽に向かうにつれて激しく高温になり、蒸発しながら突き進むことにより成立しています。
その、蒸発部分が彗星の尾っぽの部分ですね。
そこを我々が美しいと感じるのです。
尾を引かない彗星なんて全く魅力ないですもんね!
今回のアイソン彗星はとても大きな個体が蒸発しながら進んでいるということで、
地上から肉眼でも見えると私は聞いていました(はい、ニュースでですが何か?)
しかも軌道は周回していなくて、行ったきり、これっきりでもう見れない星ということでとても希少でした。
ぜひ生きているうちにこの目に焼き付けておきたいと楽しみにしていた人も多いはずです。
それが最も良く見えるのが、本日のはずだったのです。
が、
NASAが発表したところによると、
アイソン彗星は蒸発し過ぎて消えてしまったということです。
美人薄命とでも言いましょうか、
わが身を削りながら美しさを誇っていた彗星の体力が尽きてしまったのです。
それはあたかも、ゲームでキャラのダメージが蓄積されてレベルメーターが下がっていくかのように。
体力尽きるのが先か、太陽を通り抜けるのが先か、
結局アイソン彗星は力尽きたようです。
それにしても我ら地球のボス太陽って、凄いな。
太陽恐るべし!
です。
ただ、太陽に近づきすぎているために見えていない、
という可能性もないではないみたいです。
数日後に太陽から離れて、姿を現す可能性もあるようです。
ところでNHKスペシャルは何を放送するのでしょう?
楽しみにしていた人は相当多いはずです、金環日食にあれだけ沸いた国民ですから、
みんな宇宙に興味があるんですよ、多分。。。
アイソン彗星消滅を受けてからの放送については
今のところ何もアナウンスはないようです。
超高感度の4Kカメラ(ハイビジョンの数倍の解像度らしい)で宇宙船から撮影するということでしたから、
今、まさに撮影中ってとこだったと思うのですが、
ひょっとしたら、消滅してゆく様子が映っているかもしれませんね!。
それはそれで期待できる素晴らしい映像です。
そもそも民放では絶対にできない企画ですから、途中でやめることはしてほしくないです。
撮影中に
「あれ?なんか蒸発具合が凄すぎない?」
「消えてしまいそうじゃない?」
「まずいよ、これは、消滅するよ」
ってなことを若田さんが言っていたとしてもおかしくないですよ。
なんたって地上からでも見える彗星を、
・宇宙空間から
・Liveカメラで
見ているわけですから。
一応、放送日は
2013年12月4日(水)
午後7時30分~8時43分
なので、
放送されるからには何かしらの映像を期待して、
楽しみにしたいですね。
巨大彗星アイソン|NHKスペシャルで宇宙からの生中継! [宇宙]
2013年12月4日(水)
午後7時30分~8時43分
放送予定です。
「金環日食」で日本中がわいたのが2012年5月ごろ。
1年半ほど前のことでした。
メガネ、メガネと言っていっていたような記憶が…
もはや懐かしいです。
しかし宇宙は飽きさせてはくれません!
次なる天体ショーがすでに準備されていたようです。
2013年5月にハッブル宇宙望遠鏡がとらえたアイソン彗星
(提供:NASA, ESA, and the Hubble Heritage Team (STScI/AURA))
しかもその準備開始は1万年前!
オールトの雲という彗星の故郷を飛び出し、
太陽に向かって進み始めたこの彗星を『アイソン彗星』と言います。
2012年に発見されました。
「推定サイズ500~2000mと大きな核」をもつ彗星が「太陽表面をかすめるほど近くまで接近」
することでガスや塵を激しく吹き出し、明るく大きく見えるのです。
大きさ、太陽との距離が異例のことで専門家ならずとも見逃したくない天体です。
しかも周期がないらしく太陽に近づくのは1度きり、
100万年経っても「ない」ようです。
観測後は涙で見送ることになりそうです。
♪~行ったきりなら幸せになるがいい 戻る気になりゃいつでもおいでよ~♪
(勝手にしやがれ 1977年沢田研二)
戻ってはきません。
この彗星をNHKスペシャルの番組内でライブ中継するのです。
NHKは民放が真似できない宇宙番組を作るので俄然期待値が高くなります。
「国際宇宙ステーション・キャプテン若田光一さん」
が
「大気圏外」
から
「超高感度4Kカメラ」
で彗星をとらえる。
そもそもそんな天体を大気圏外から撮影するのは世界初のようなので
どんな映像になるのか楽しみですね!
ちなみに4Kカメラはハイビジョンの4倍の画素数だそうです。
インターネット上にある写真とどれ程差があるのかも見どころです。
リアル「アルマゲドン」とかのような映像で
「なんか、映画のワンシーンみたい」となるのか
もやもや~っとして何が何だかわからないことになるのか、
何しろ大気圏外での撮影は世界初ということなので
どちらにしても貴重な体験になりそうです。
アイソン彗星(C/2012 S1) 太陽系内の動き
アイソン彗星:地球から見た天体との接近